わたしは、ベロニカ。
ダックスフントのおんなのこ。
ようやく長めのお盆休みが明けた月曜日。
またいつもの日常に戻るのね。
そんな風に漠然と考えていたわたし。
ところがどっこい。
なんとおばあちゃんが台風が来る前に、「ベリーを川へつれていこうか」ですって!
「どうする?ベリー」
どうするも、こうするもないわ。
もちろん、兄もつれていくわ。
兄はね、川にいきたいわけではないけれど、道の駅「いながわ」の北側にあるジェラート屋さんにぞっこんだから、きっと付き合ってくれるわ。
そのジェラート屋さんはね、小粋なおにいさんがやっていて、なんと手作りのジェラートを食べさせてくれるの。
しかも、たっぷりとおまけの種類の違うジェラートをのせてくれるものだから、「次はこのおまけのやつにしよう!」なんて盛り上がるのよ。
ジェラートの種類は・・・
牧場ミルク
オリーブ
黒豆きな粉
ピスタチオ
ブルーベリー
などなど・・・
全部、おにいさんが真剣に手作りしているわけ。
なかでもコーヒーというのは新作で、驚くほどコーヒーらしいわ。
なんというか、ジェラートのコーヒーって、コーヒー牛乳の味がするのが普通でしょ。
ちがうのよ。
おにいさんのコーヒージェラートはいれたての焙煎コーヒーの味がするの。
これまで、いろんなジェラートやアイスクリーム屋さんを見てきたけど、これほど全力のお店はないというくらいよ。
で、恒例の「ふるさと館」へ到着。
さすがに、ほとんど人はいないわね。
そして、さすがにブログとして成り立つネタというか話もないわけ。
毎回、「ふるさと館」でドラマが起こるわけでもないし。
ただ、犬がボールを流す遊びをするくらいのもので・・・。
でもね、この日はね、とある親子連れがいたの。
お父さんと5才くらいの子供。
お父さんは子供がすべらないように、手を引っ張ってそろりそろりと川に入ってきたわ。
網を持っていたから、魚をとるつもりね。
でもお父さんは何度もすべって、全身びしょびしょになっていたわ。
なんでも、家で飼っている「シマドジョウ」が1匹だけではかわいそうなので、もう一匹つかまえて帰ろうという作戦らしいの。
だけど、そのお父さんはなんどもすべっているので漁が成り立っていない感じ。
でも、エピソード的になんともほのぼのしているもので、わたしたちも「シマドジョウ」を一緒に探すことにしたわ。
確かに岩のかげに「シマドジョウ」らしきものがいるようだけど、お父さんはすべるのに忙しくて、そしてそこには触れないなんとも空気を読んでいる子供がけなげだったわ。
そのやたらインパクト強めの親子のために、おばあちゃんも兄も「シマドジョウ」さがし。
というか、犬と遊ぶより獲物を探す方がここでは楽しいことに気づいたらしい・・・。
結局、誰も「シマドジョウ」を確保することは出来ず、駐車場の閉門時間に・・・。
とても気持ちよく挨拶をしてくれて、親子は帰って行ったわ。
「シマドジョウ」は持って帰れなかったけど、子供にとってはとてもいい夏の思い出ね。
このお父さんのステキなところは、ただ「川に行こう」っていうんではなくて、「川でシマドジョウを捕まえに行こう」というテーマ性を持たせて子供と遊ぶところだと思うの。
わたしは、ベロニカ。
そんな、ちょっとすれ違いに重なっただけの他人の物語に、心があたたまるおんなのこ。
そしてもうひとつうれしいことがあるのよ。
それこそ、犬の散歩で出会ってすれ違っただけかも知れない「犬とも」。
当然、犬がいなくなれば、会うこともなくなるのかも知れない。
だけどね、今朝、ぷりんちゃんママが、庭でとれた新鮮なキュウリと白いちぢくを届けてくれたの。
ぷりんちゃんの家でとれるキュウリは、それこそ全力で育てているので、甘くてとてもおいしいの。
そして捨てられていた木を植えて育てた白いちぢくは、皮ごと食べられて兄も毎年、楽しみにしていたのよ。
ぷりんちゃんはいなくなってしまったけど、ぷりんちゃんのママが来てくれることをわたしはとてもうれしく思ったわ。
わたしのことをなぜながら
「ひさしぶりの犬!」
って言ってくれたわ。
犬がいなくなっても犬ともは続くのね。
犬がいたからこそできたご縁、ぷりんちゃんも喜んでくれているような気がする。
そして気になったのが会話の中ででてきた、ぷりんちゃんのお姉ちゃんがペットショップにいったというくだり・・・。
猫や小鳥を見に行ったとは当然、思えないよねえ。
次の犬を飼うことについては、ぷりんちゃんママは「その話はもうしないで」と強く娘さんに言ったというわ。
でもね、ぷりんちゃんのお姉ちゃんは一見おとなしそうに見えて、意思をつらぬく、頑固なところがあるのよ。
ベロちゃん
元気にしてるよね?
こんにちは~~~
おねえさん、心配してくれてありがとう♪
まもなくブログ再開しますので、これからもよろしくお願いします。