わたしはベロニカ。
じつはかかってきた電話の
相手の話声がきこえているおんなのこ。
(犬ならみんな聞こえていると思うけど・・・)
丹波の農家のおかあさんだわ!
「雪がなくなったんでね~
キクイモを掘ってるから取りに来れます?
なぜだか2月になって在庫がぜんぶ売り切れてしまって・・・」
やっぱりテレビの影響はおそろしいわ。
確かダンボール箱、10箱はストックしていたのに。
しかも丹波の農家さんのお友達が観光ホテルグループを持っていて
ぜひ東京にも送ってほしいと言われているというの。
キクイモがどこに向かっているのかはおいておいて
わたし、久しぶりのお出かけにうきうき♪
(けっこう、あっちこっちで歩いているとは思うけど・・・)
わたしは9kgという体重になってから
車の乗り心地が微妙になってきたということで
おばあちゃんが、お風呂マットを用意してくれたわ。
(微妙というのは要するに重たくて抱きづらいということね。)
おばあちゃんは出かける前に、コンビニで
旅のお供にといくらのおにぎりなどを買っていたけど
出かける前に兄が全部食べてしまったので、
きょうも道の駅「おばあちゃんの里」でお弁当を買うことに。
「おばあちゃんの里」は春日インターに隣接する道の駅。
フードコートで売られているお弁当がママのお気に入りなの。
今日は水が冷たすぎて、足がこむらがえりになる「水別れ公園」に行くのが
わたしの目的だったのだけど、なんとあいにくの雨。
「青垣いきものふれあいの里」にも
「水別れ公園」にも
「丹波パラグライダースクール」にも
「青垣町あまご村」にも
行けないわ。
(晴れてるときに行こうとしなかったのに
雨が降ると急に言い出す人。)
さて、丹波の農家さんまであと、もう少し。
いつも目的地まで近づくと
吉とでるか、裏目とでるかが気になるところ。
それは農家のお父さんがいてくれるかどうか。
お父さんがいなくては、女だけでキクイモを
車に積まなくてはならない!!
今日は?!
おとうさんは?!
おとうさんはいなかった・・・
ここでもおばあちゃんは力を発揮。
ママは?
手を添える程度よ。
キクイモは赤と白が混ざっているわ。
これはとてもいいことね。
ポリフェノール倍増よ。
農家さんではなんとキャベツと大根をお土産にもらったわ。
今や1個450円のキャベツ。2つも。
やはり生き残っていけるのは農家なのかもしれない。
敷地内にはウドやタラ、キウイなど自然になる
食料がいっぱいだし、ネギや白菜、大根なども買うことはないというわ。
それから、道の駅「あおがき」「黒豆の館」と
人間にとってだけ興味ある寄り道をして帰路についたの。
わたしはどうにも納得がいかなかったわ。
せっかくのおでかけなのに。
車の中の空気がなんとなく、じとーーーっとしてきたことが
伝わったのかしら。
ママは「ベリーおしっこ休憩しよか?」と言ったわ。
おりしも「奥猪名健康の里」を通りかかるわ。
一目散、意味
わき目もふらずに必死に走って行く様
どうも水を見ると脳内モルヒネとかアドレナリンが
出て感覚がマヒするようだわ。
どうしてボールを持ってきてくれなかったのか
ちょっと疑問に思ったけど、氷で遊ぶからいいわ。
わたしはベロニカ。
あまりの寒さに人間がたえられず
ちょっとの時間しか遊べなかったけど
まあまあ、満足よ。