超知覚過敏

わたしは、ベロニカ。

おめめがキラキラになるおんなのこ。

だって、ママは言ったわ「川へいこうか？！」って。

今週はお留守番ばかりだったから、

そろそろ、こんなこともあるんじゃないかって期待していたの。

いつもの山道を３０分ほど走って「ふるさと館」へと向かうわ。

 

わたしはね、病院に行くのか、お仕事についていくのか

はたまた、川へいくのかは、それとなく、わかるものなの。

今日は１００％川よ。

 

うきうきしすぎて川につくまで、車内で暴れ倒すのよ！

 

ところが、行く手をはばむガードマン。

 

一刻も早く川に行きたいのに・・・。

 

 

そうそう、ひと月ほど前から、ママが歯がしみるといいだしたのだったわ。

冷たいものを飲んだ時に、キンとするって。

だから、おいしいアイスコーヒーもかき氷白くまも、ちっとも楽しめないって

文句たれていたの。

 

それにしても、だんだんしみるのがひどくなってきたので、みんなに相談すると

としくん「虫歯ならキシリトールガムをかんでから寝れば治るのだ」

兄「キシリトールガムをかみつづけていたら、すぐ治るよ」

今の時代は、そんなものなのかと、せっせと噛むようにしたママ。

 

 

京都での打合せでも、南国でのお仕事でも噛み続けたわ。

ところが、日々、夕方になるとズキズキするようになってきたの。

 

としくんも、兄も

「キシリトールガムをもっとかむのだ！」

でも、仕事が終わって阪神高速で北上する頃には、痛くて痛くてガムをかむのも不可能な程。

 

 

いよいよ、土曜になって、歯医者さんにお願いして診てもらうことに。

さっさと、麻酔かけて虫歯を削ってもらってこの痛みから解放されたい！

仕事にもならないし。

 

 

ところが、歯医者さんでは、虫歯ではないといわれたわ。

え？

「知覚過敏ですので、神経をコーティングするお薬をぬっておきます。

それから、ひどくかみしめたりしてませんか？

歯ぎしりなどで、歯の根元を圧迫すると、知覚過敏がひどくなるんです。」

いえ、朝は痛くなくて、夕方からひどく痛く・・・・・・・・

 

そういえば、ガムをかみ続けていたのだったわ！

 

 

 

神経をコーティングするお薬をぬってもらったところ

たちまち、うがいしても　しみなくなって楽になったわ。

 

わたしは、としくんにも、兄にも悪気はなかったと思うわ、

 

 

ちょっとズレていただけよね。

 

 

 

そうして、次回のコーティングの予約をとって、ママは「家でも出来るケアってありますか？」

と歯医者さんに聞いたわ。

歯医者さんはとてもいいペーストのサンプルがあるからって、くれたの。

 

 

なんとそれは、テレビＣＭでも、おなじみの

 

 

ママに必要だったのは、キシリトールガムではなくて

シュミテクトだったのね。

 

問題が解決してよかったわ。

そして、おばあちゃんも、わたしがボールを下流へ流す問題を

解決するために、今日はあみをもってきたのよ。

 

 

わたしは、ベロニカ。

まだ日中は暑いけれど、川の水はすっかり秋の冷たさになっていたわ。

自然の中では季節は一歩はやく、訪れるわ。