わたしは、ベロニカ。
ミシンの音を聞きながら、うとうとするおんなのこ。
すると、何やら太鼓の音が近づいてきたの。
おみこしだわ!
見るのははじめてよ。
というか、素晴らしいアングルで見物してるわ!
重たそうなおみこしを、力いっぱい押しながらカーブを曲がるのよ。
迫力だわ!
そして、後ろからは、はっぴ貸し出し車がついてくるのよ。
貸したはっぴを、返してもらうためについているのか、
その場で、いろんな人を巻き込むためなのかは、謎だわ。
そんなお祭り騒ぎを4、見向きもせず、ママはこわいくらいミシンに向かっていたわ。
鬼教官が作ってくれた、模型を何度も手に取っては、眉間にシワなの。
そうなの。
防音ケージの設計図が理解できないのよ。
マジックテープをつける位置とかが
綿密に決まらずに、とりあえず、縫ってみて、
そして、いがんだら、ほどいて縫い直して・・・。
おかげで、すごいミシンの練習になっているわ。
職業用ミシンが来たから、出来るのね。
家庭用ミシンでは、マジックテープすら、うまく縫えないのよ。
硬い物や段差があると、すぐに弱音をあげるの。
それに比べて職業用ミシンは、すごいわ。
がんがん、縫っていくわ。
そうして、なんとか形になりつつあったけど、
これは、ここだけの話。
縦と横を間違えて作ってしまったから、全部ほどいてやりなおしなのよ。
そして、ミシン好きのママにうれしいことが!
シオンちゃんのママが、たくさんの布をくれたの!
お裁縫を始めたばかりの人にとって、
こんなにうれしいプレゼントはないわね。
これでまた、いろんな物を作るのよ。
わたしは、
そして、そんな のりのりのママに
さらなる、最終兵器を ミシンの先生が貸してくれたの。
その名も
パワーロック!
これを、考えた人は天才、だとママは言ったわ。
表を縫うとね、裏が勝手にロックがかかっていくの。
信じられないわ。
ミシンの先生は、上品な声で
「はい、そうです。そのままいってください。」
と、使い方を教えてくれたわ。
こんなのが、あったら、あっという間に作れちゃうわね。
わたしは、ベロニカ。
そうそう、忘れていたわ。
誰か、バリ風の、イスとテーブルのセットを
もらってくれませんか。
軽くて、使いやすいのよ。
イスの部分は回転するの。
お届けは、はっしーが承ります。
僕ん家はテッテレビを貰った
ベロニカからの 贈り物
お姉ちゃんの部屋に置いてるよ❤
ありがとー
意味もなく、でかいテレビ(笑)