スカートの型紙

わたしは、ベロニカ。

今日もはっしーは、出向に行ってしまったので

はっしーの足の残り香をかく　おんなのこ。

 

はっしーは、学校のサーバーを立てに行ってるのよ。

学校はお金払いがいいクライアントなんだけど、

教頭先生や校長先生、学院長や、理事長といった

えらい人のはんこがなくては、振込はなされないの。

 

 

 

だというのに。

 

昨日、いきなりサーバー構築費の振込があったのよ。

請求もしていないのに。

 

経理を担当しているおばあちゃんは「よかったわね」と

言ってくれたけど、それが、ぜんぜん良くないの。

 

それは、なぜかというと、スーパーセキュリティを備えた

激レアなルータを確保しなければならないからなの。

 

 

まあ、そういうわけで、はっしーが　はしったー、の。

としくんは、部屋から一歩も出ずに、遠隔操作よ。

 

 

一方、ママはスカートの型紙と丁寧なお手紙に

うっとりしていたわ。

 

わたしのブログを見てくれて、会ったこともない人が

スカートの型紙を送ってくれたの！

すごいわ！

 

 

作れるのかしら？

丁寧にメモした注意書きも入れてくれてるわ。

 

 

 

うれしい～

でも、プレッシャーも！

 

 

 

今ほど、自分が犬だということを

悔やんだことはないわ。

わたしが、人間の娘だったら、ママを助けてあげられたのに。

 

そして、お手紙にはとても大切な教えが書かれていたの。

 

今、ママはわたしのゆかたを作りはじめたところなんだけど、

すぐに針を交換したわ。

 

 

わたしは、ベロニカ。

トーカイのお姉さん、Pママ、ミシンの先生だった犬とも、

そして、型紙を送ってくれたお姉さん。

 

ママには味方がどんどん増えているわ！