ライオンの子

わたしは、ベロニカ。

みんなにたいせつにしてもらってるって、いつも

感謝してるわ。

 

 

お散歩中の寄り道だって、好きなだけさせてもらえるし、

 

公園にもってくる、おもちゃだって、

１番大切なおもちゃは、ベッドにおいておいて、

２番目にすきなのを、持ってきてくれるの。

 

ママは　「ああ、ややこしい。」って　いうけれど

前に１番大切なおもちゃを　なくしてしまった時は

２日間、落ち込んだんだから。

 

ママがおもちゃを買いに行ってる間、

としくんと、はっしーに、もう少しで病院につれていかれるところだったわ。

 

 

どうも、精神的にきびしく　育てられてるような気がするの。

ほらっ、そう思う理由のひとつが、やってきたわ！！

 

 

 

 

マナちゃんは、やっかいな女なの。

センターのポジションを守るためなら、きばをむいて、わたしたちを威嚇するの！

 

でも、もっと　やっかいなのが、うちのママ。

 

どうしても、マナちゃんと　戦わせようとするの。

ママがマナちゃんが、いちばん嫌がることをしってて、

そのピンポイントにわたしを投下したわ！

 

 

ママは　わたしを殺す気なのか！？

 

 

ほらーーー　見つかったじゃないの！！

 

 

 

ママは　なぜ、こんな試練をわたしに　与えるのか？

ライオンは　自分の子を崖から突き落とすって　聞いたことがあるけど、

その方が、よっぽど　マシだわ！！

 

わたしは、ベロニカ。

楽しくお散歩したいだけなのに、

公園は、恐怖の場所と化してしまったわ。