わたしは、ベロニカ。
人のために役に立つ犬って、すごいわね。
一児の母シェリル・アレキサンダーさんは、
反射神経血管ジストロフィーという神経系の病気を抱えている。
その為、体を動かすことに、かなりの制限がある。
「断続的な痛みがあるので、体を折り曲げたり、簡単な動作をすることができません。」
それは当然ながら、自分の日々の暮らしがままならないだけでなく、
まだ生後間もない娘リリーちゃんの育児にも支障をきたしてしまう。
オムツが汚れてリリーちゃんが泣き始めても、シェリルさんは、
スムーズに動いてオムツを替えてあげることができない。
そこでシェリルさんは、チャリティー団体に電話をして、
訓練された介助犬を提供してもらうことにした。
「育児の助っ人として、オルカを呼んだのです。彼は素晴らしい犬よ。」
とシェリルさんが絶賛する通り、オルカはシェリルさんが一声掛けるだけで、
すぐにリリーちゃんのオムツ替えの準備をする。
リリーちゃんを横にするマット、お尻を拭くウェット・ティシュ、新しいオムツをシェリルさんの周りに
準備すると、リリーちゃんのベビー服を引っ張って脱がせる。
シェリルさんがオムツを替えた後は、古い汚れたオムツをきちんとゴミ箱に捨てる。
歩けないシェリルさんに代わって、オルカは手際よく動く。
その他にも、シェリルさんの夫が仕事に出ている間、
オウルは買い物や洗濯など、シェリルさんの家事をアシストする。
『パパとママとオウル、リリーには3人の親がいるわね』って言っているの。」
オウルは介助犬として、体の不自由なシェリルさんの
育児を含めた生活をアシストしているのだが、
体が自由に動かせるママたちも、オウルのような、
介助犬ならぬ育児犬が欲しい!と思う時があるに違いない。
忙しい時は、“猫の手”よりも“犬の手”の方が頼りになるようだ。
でも、わたしは、心配だわ。
リリーちゃんが、大きくなっても、おむつをかえようとしたり、
服をぬがせたりしないのかしら・・・。
ゴールデン・レトリーバーは力が強いから、大変だわ。
それから、犬の名前、オルカが途中からオウルになったけど
気のせいかしら・・・。
そうそう、悲しいラジオ体操を 覚えてくれてるかしら?
はっしーが「頭痛が痛い」って言うから
運動不足解消にすすめてたんだけどね。
はっしーの頭痛の原因が 判明したの!!
はじけるカプセルのせいだったのよ!!
バスや電車での通勤・通学に支障がでている人がいるくらいなの。
国民生活センターが注意を呼びかけているわ!!
タバコのように、人の集まる場所や
公共の場所での、柔軟剤が禁止になるかもよ。
わたしは、ベロニカ。
原因不明の頭痛がある人は、気をつけてね!