わたしは、ベロニカ。
トマトの行方が気になるおんなのこ。
ついにママは決心したの。
トマトはケチャップにすることに。
材料を調べてみると、
料理レシピ
材 料(800cc分人分)
- トマト(15個くらい)2.5kg
- 玉ねぎ1個
- ニンニク1かけ
- タカノツメ2~3本
- 砂糖1と1/2カップ
- 塩40g
- コショウ小さじ1
- 酢2/3カップ
この材料で作ると1年間は、保存できるらしいわ。
だけど、塩と砂糖はあまり使いたくないので
ほとんど入れずに、玉ねぎと小さじ2杯の砂糖で煮込んだの。
トマトはどんどん水分がぬけていって
ケチャップ1本分くらいに・・・。
そう、気になっていたの、
なぜケチャップにしたのか・・・
自家製ケチャップでオムライスをいただくの。
という、フレーズをキャッチコピーにしてみたいらしいわ。
最初は市販のケチャップの味に似せようと味見していたけれど
途中から、市販のケチャップが添加物の嫌みな味に
感じてきたので、自然に仕上げたら、
それはそれは、太陽と大地の恵みとしか、いいようのないケチャップができあがったの。
こんなおいしいオムライスはなかなかないわね。って
ストーリー展開を期待していたママは、
次の瞬間、
目を疑うような光景を目にしたわ。
なんということでしょう。
おばあちゃんが、オムライスに
焼きそばソースをかけはじめたの。
ママはどこをどう押したら、焼きそばソースを
かけようって気になるわけ?って、抗議したけれど、
おばあちゃんは、そんなの、自由でしょって。
わたしは、ベロニカ。
ケチャップだの、焼きそばソースだの、
オムライスを食べられるだけ、いいじゃない。