わたしはベロニカ。
よく「人間臭い」といわれるダックスのおんなのこ。
だからというわけじゃないけど、日々、ママと一緒にみるテレビからは
いろんなことを学び取っているわ。
たとえば、おとなり韓国の次に法務大臣になるという
チョ・グクさんというおじさん。
なんだか、連日記者会見やなんやらでバッシングされていて
「玉ネギ」おじさんとあだ名されるほど、疑惑がむいてもむいても
でてくるというわ。
引用元:https://www.tv-tokyo.co.jp/news/you/2019/09/03/005799.html
でもね、わたしが注目したのは疑惑ではなくて、
奥さんまで在宅起訴されたというのに、玉ネギおじさん自身を
誰も逮捕することができなかったってこと。
それって
まあ、取り方は人それぞれだけど、わたしは大臣になる前の
ちょうどいい「ほこりたたたき」のようにしか見えないわ。
禊(みそぎ)的な。
そして、もうひとつ気なっているのが、
「京急衝突脱線事故」
もう事故からすでに何日もたっているのだけど、
まだまだその話題はテレビから流れている。
引用元:https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp
「自動ブレーキが必要じゃないのか」
「高齢者時代の線路の作り方が大事だ」
などなど、各コメンテーターは掘り下げているの。
またネットでは電車の運転手になってから、まだ1ヶ月の
未熟さがブレーキの遅れを引き起こしたとか。
でもね、わたしは違うことが気になるの。
それはね、この事故でたったひとり亡くなったトラックの運転手さんについて。
誰もが逃げられなかったこの事故で、たったひとり、逃げようと思えば逃げられたのがトラックの運転手さんなの。
それなのに亡くなったということは、最後の最後までトラックを踏み切りから
脱出させようとあきらめなかったからではないかと思うわ。
わたしはベロニカ。
人間というのは本当に不思議な生き物だと思う。
わたしたち犬は「生きること」が本能だけど、時に人間は自分の命を差し出すことがあるのね。