わたしは、ベロニカ。
うちのママはあいかわらず、わたしの食べれないものを作っている。
久しぶりにやってきた、お客さんに
「手づくりきゅーちゃん!おいしかった!」と電話をもらって
気をよくしたママは、今度は栗と戦い始めた。
秋はいそがしい、らしい・・・。
お湯に2,3時間つけておいた栗の、鬼皮だけを
むきはじめたわ。
渋皮に傷がつかないように、いじいじと、むいていくの。
ようやく、鬼皮むきが、おわった栗たち。
ママがいうには、いい栗とわるい栗がいるらしい。
ここからは、栗を空気にさらすと、かたくなってしまうので
水がひたひた・・・
そして、これを火にかけたわ!
沸騰して、重曹をほりこんだら、灰汁のでることでること!
しかし、ここで、渋皮煮名人のサイトをみつけてしまい
おこられた気分に・・・。
ようするに、重曹使ってるくせに、
栗の渋皮煮は大変なのよぉ~、などと、おしつけるな!
と、書いてあるの。
でも、いれてしまったんだから、仕方ないわ。
沸騰させては、さまして、水をかえ、沸騰させては、さまして、水をかえ、の作業を
4,5回に減らすしかない・・・。
灰汁をすくった後、まだ栗についている鬼皮を
ひとつひとつ、丁寧にとりのぞくの。
まるで、栗ひとつひとつと対話するかのように・・・。
そして、そうじ前と、そうじ後の 栗
もう、この時点で作りはじめてから6時間が
経っていたので、ママは栗を水につけて、寝ることにしたの。
朝起きるなり、栗におはようというママ。
なんだか、ひとクラスの担任になった気分らしいわ。
そして、また鍋を火にかけた。
そして、またさまして、同じことをくりかえす。
まったく、お仕事をする気がないらしいわ。
そして、いよいよ、お砂糖で味をつけることに・・・。
前回は甘味をおさえて失敗したから、今回はその教訓をいかすわ。
わたしは、ベロニカ。
これは、大変な料理ね。
ベリーちゃん♪
ベリーちゃんのママってすごいね~。
栗の先生だったんだね~。
一生懸命向き合えば、みんな美味しく綺麗になるんだぁ☆
先生じゃないよ~~♪
中途半端な出来上がりだったから、
ククちゃんのママに手をいれてもらったの・・・
、で、もったいつけて人にあげてたわ!!