わたしはベロニカ。
最近の暑くもなく、寒くもない日々にうっとりするおんなのこ。
年中、こんな気候だったら誰ももめたりしないのではないかしら。
誰がもめてるって?
そんなのあちこちでもめてるわよ。
それよりね、うちのママが「びっくり腰」になってしまったの!
先日レーザープリンターを納品に行ったときに
としのばかが「フラフラするのだ」、とか
ワケの分かんないことを言うもんだから、いっしょにもってやったのね。
それが原因でぐきっ!って。
それ以来、ふとんから出る時もゴリラになったのではないかと思うような
這い上がり方をしているのよ。
手をついて。
それから、治った!と思ったら悪くなってを繰り返しているの。
そしていよいよ、仕事にも支障がでてきたわけ。
うん・うん、とうなるばかりで何もうかばなくなったのね。
で、役立たずになったみたいだったので
「川へいかない?」といったら無言でよろよろと
準備をしはじめたのよ。
運転もつらそうだったけど、家にいてもつらいのだから・・・と
ママは思ったわけね。
途中、気晴らしに道の駅でジェラートを買ってみたのだけど、
腰が痛いの気晴らしにならなかったみたいだわ。
ところでね、「道の駅いながわ」の一番北側にあるパン屋さんの
中のジェラート屋さんでは、気のいいおにいさんが店番をしていて
シングルを頼んでも必ず種類の違うジェラートをトッピングしてくれるの。
300円でたくさんジェラートが食べられるのよ。
さて、ジェラートを食べ終わる前に
ふるさと館についたわ。
わたしが引っ張るたびに
ママの苦しそうなうなり声が聞こえてくるの。
でも、わたしにどうにかしてあげることもできないから
とりあえずは、いつもどおりに、がんがん行くわね。
GW前の平日は、貸し切り状態。
ひとっこひとりいなくて、貸し切り状態ではなくて貸し切りね。
では、おじゃましま~す。
ってことで。
ママにはお仕事の人から電話が入っていて
あーだ、こーだといっているわ。
そして、今度はとしくんに電話をして
あーだこーだと。
どこででも、仕事できるんだったら毎日ここですればいいのに。
わたし、ここだったら、ずっと遊んでいられるわ。
おばあちゃんも、その方がいいに決まっているのに。
ママはね。
ひざをかかえて
うずくまっているわ。
そうそう、最近ってえらい人の「失言」がつづいているわよね。
毎日テレビでやってるわ。
総理大臣が謝罪していても、失言した本人は
なんのことか、いまいちわかっていない始末。
そしてついには大臣をやめなくてはならなくなって。
今ごろ
「ああ、なんでこんなことになったんだ!」
と思っているに違いないわ。
なんだか、
かわいそうね。
だって、おじさんは、
心の中で思っていることを言っただけなのに。
確か、こう言ってたわ。
「大震災が東京でなくて、東北でよかった(笑)」って。
ばっかじゃないかしら。
わたしは、おばあちゃんに、
「今の総理大臣は部下に足をひっぱられているみたいね。」って言ったの。
おばあちゃんは言ったわ。
「あのね、部下だけじゃないのよ。
奥さんも足をひっぱっているのよぉ~」
それはたいへんね。
でも、わたしの方がもっとたいへんなの。
いつも行く公園にとても苦手なおじさんがいるのよ。
だから、怖くて仕方ないわけ。
いつも、びくびくしながらほえているの。
それは、こみあげてくるようなこわさで
とてもつらいの。
だから、ようやくママたちのお話が終わって
「さっ、べりー帰ろうか!」って言われたら
喜び勇んで帰り道の方へ行くの。
そんなに嫌がっているのに、ママはわたしを公園へ
毎日だまして連れていくわ。
わたしは、ベロニカ。
今日は誰もいないふるさと館。
たくさん遊んで夕方になった頃、ママは言ったわ。
「さっ、べりー帰ろうか!」って
わたしはまよわず、川へともう一度
遊びに行ったわ。
ベロちゃん!ジェラートましましサービスは秘密にしておかなきゃなのよ。
いっぱい人が来ておにーさんの心にヨユーが無くなったりしたら( ´△`)
あー。久々にジェラート食べて
ふるさと館行って
ベロちゃんパークに寄って
パン買って帰りたい。
しまったわ( ̄Д ̄;;