わたしは、ベロニカ。
食欲旺盛な おんなのこ。
今日のみんなのお昼ごはんは、
牛串だったの。
ママは、炭で焼きたいのを、ぐっと こらえて
フライパンでじっくり焼いていたわ。
待ってたのに、ひとくちも もらえなかったの。
みんながごはんを食べ始めても
わたしは、カリカリフードの残りを ちょびっと もらっただけ。
わたしは、スキをうかがったわ。
そしたらね、お皿に、ひと口だけお肉のついた
牛串が おかれたわ。
わたしは、一瞬のスキをついて、それを持って逃げたの。
そして、ママから取り上げられる前に
のみ込んだのよ。
ママはわたしが 死んでしまうと
大急ぎで かかりつけの病院に電話したわ。
すると、開腹手術では、4日も入院しなくては
いけないし、明日は病院がお休みだからって
桃山台にある、内視鏡手術がしてもらえる病院を教えてくれたの。
でも遠いわ。
とにかく迷っている時間はないので、その病院に電話すると
本日は、内視鏡の先生がお休みだって。
さらに、串は内視鏡で取ると、かえって食道にささってしまうって。
だからホームドクターで開腹手術を受けてくださいって。
でも、いつもの先生に手術を受けたら、誰もいない病院で
入院しなくちゃいけないし・・・。
ママは困り果てて、家からいちばん近い
はんぞう動物病院へ電話したの。
そうしたら、先生は今手術中なので
1時間後に来てくださいって・・・。
ママは、早くしないと腸に達してしまうって
恐れていたわ。
そうして、やっと、はんぞう動物病院にかけこんで、
先生からの説明を受けたの。
一刻の猶予もありませんよ。
残念なことに、串はレントゲンに写りませんから、
内視鏡で取り出したいところですが、
取り出す時に食道にささるかもしれません。
開腹手術にしましょうか?
串は15センチ、丸のみでなく、噛んでから飲み込んだの。
でも、どういう形状かわからないわ。
ママは先生に聞いたわ。
「先生の犬なら、どうしますか。」
先生は、言ったわ。
「内視鏡手術にします。」
では、そうしてください。
すぐさま、わたしは麻酔をされて、
手術台にのせられたわ。
遠のく意識の中で、おいしいお肉の事を
思い出していたわ。
先生はこの手術は、とても長くかかります。
麻酔の負担も大きいですよ、と いいながらも
1時間弱の時間で、ていねいに串を取り出してくれたの。
内視鏡に映った、胃の中はすでに
出血をしていて、串が突き破ろうとしていたわ。
どうみても、腸を通過して出てくる串ではなかったし
もちろん、吐きだしても 食道にささったと思うの。
おなかを切らずに、取り出してもらえたことに
ほんとうに、感謝だわ。
わたしは、ベロニカ。
戻りつつある意識の中で、
心配そうに病院にかけつけた兄が見えたわ。
神様、助けてくれてありがとう。
午後2時半に手術は終わって、
夕方の5時に、わたしを迎えに来てくれた、おばあちゃんとママ。
おうちに帰って、ボール遊びして、
たっぷりの晩ごはんを食べたわ♪
えぇぇぇ(゜o゜)?
マジ話? 串ごと飲み込んだ? 怖かったね(泣)
どうみても…手術台に横たわってるのは…
べりー やんね?
最初は携帯から見たからビックリして…
思わずパソコンから再度見直したけど…
やっぱりべりーやん(-“-)
朝、公園でおはよう!っていつも通りだったのに…そのあと
そんなことがあったん??
でも、お腹切らずの上、ホント無事でよかった~
べりーも大変だったけど
きっと家族のみんな…もっと大変だったね
きっと、べりーは自覚症状がなかった分?
麻酔で眠らされて気が付いた時にはみんなが
涙ぐんで喜んでるわけを知らないんだろうな~?
串、気をつけます。なにはともあれ
無事でよかった~ べりー おかえり(*^。^*)
お見舞いの言葉をありがとう!!
今朝もおいしい缶詰を、いっぱい食べたわよ♪