人間力というものを犬のわたしが考えてみた

わたしはベロニカ。

ママが1年間のコンシェルジュ修行を終えて、ようやく

お留守番にたそがれることがなくなったわ。

 

え?

たそがれているように見えないって?

いいえ、ママがパートに行っている間、激しくたえていたのよ。

それなのに、ママは毎晩のようにパート先の

「まかない」を楽しんでいたわ。

 

 

こういったメニューの日にはいつも疑問が生じたそう。

「ビーフシチューにお味噌汁はありなのか?」

と・・・

 

まあいいわ。

とにかく、ママが家にいるだけで。

 

 

それにしても1年間は長かったのよ。

でもね、ママはたくさんの修行ができたといってよろこんでいる。

 

中でも、同僚のいったひとこと。

「これからは人間力の時代!」

何?「人間力」って?

 

 

もちろん犬のわたしには、ちんぷんかんぷん。

でも調べてみると、人間力は「学力」「地位」「財産」などより

ずっとずっと大事なものらしいわ。

 

これまでイメージで「コミュニケーション能力」や「知性」なんかが

人間力だと思っていたけれど、ちょっと違うみたい。

 

それに、「学力」や「知性」などを持っている人の中には

「人間力」が欠如している人もいるらしく、

そんな人が上司や管理職にたつと、その組織では誰もが幸せにはなれないというわ。

 

 

そこでさらに調べてみたら、つきつめると「人間力」というのは

「こわがらない力・・・」

らしいの。

 

もちろん誰にだって恐怖心はあるわ。嫌われたくないし。

だけど、自分の立場が悪くなることばかりをこわがって、

物事を判断していくうちにどんどん本当に大切なこと、

すべきこと、守るものから遠ざかってしまい

あげくには「人間力」を失ってしまうというわ。

 

 

うーーーむ。

久しぶりにいろいろと考えてしまったわ。

「人間力」・・・

犬にはやっぱ、無理(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください