ロカッセ丹波、炭火焼料理にときめく

わたしはベロニカ。

ママとおばあちゃんと3人で暮らすダックスのおんなのこ。だから人間の都合がわたしの予定にも反映するわ。

ところが今年は楽しみにしていた「えべっさん」が中止に。理由は兄が行くと言ったり行かないと言ったりで、トーンダウン。まあ、歯が痛かったというのだから仕方ないわね。

 

だから1月13日になってようやく初詣よ。中山寺は散歩に歩くにはいい距離ともいえるんだけど。初詣感がうすかったわ。

で、今日はというと、いつもの丹波ドライブ。キクイモ納品ね。今回はちゃんときくいもパウダーも車に積んだわ。途中「黒豆の館」でにんにくと人参をひとまず購入。

「黒豆の館」のおすすめは、田舎料理のバイキングランチ。それから「黒豆茶」よ。「うりぼーの鼻くそ」はよくわからないわね。

 

そしてキクイモを納品して、生のキクイモを車に積んで用事は終了。そうそう途中道の駅「青垣」にも寄り道したのだわ。寄り道のすべてがわたしのためのおしっこ休憩というのはちょっと複雑なんだけど。

そして今日、楽しみしていた「ロカッセ丹波」へと。

ローカルを活性化するという「ロカッセ」らしいのだけど、なんだかおいしそうなニオイがプンプンするの。場所は春日インターから15分ほどのところ。

普通に行ったり来たりしているだけでは、ぜったい見つけられないような集落の奥。「ロカッセ丹波」は炭火焼き屋さん、パン屋さん、カフェなどが入るいわば複合施設なのだけど、なんだか沸騰の予感。

ここでしか味わえないピザが気になっていたのよ。2019年7月オープンということで、しかも今日は日曜日さぞかし込み合ってるのかと思いきや、お客さんは2組ほど。犬連れの、あ、わたしが犬か。わたしたちにとっては、入りやすいこと。

たんぼしかないような、こんなところになんてアバンギャルドな雰囲気。しかも寒空の下、外席で食事する予定だったのがお店の中に入ってもよいというのよ。「ほかのお客さんに迷惑をかけなければどうぞ」って。

炭火焼プレートと「丹波山椒黒豆みそベーコンピザ」 を注文して暖炉であたたまったガレージ風の店内で待つわ。

それにしても独特な、というか時間の流れがちがうような空気が漂っているわ。窓から見える風景がそう感じさせるのね。自然しか見えない。

そして何よりも大きく高まった期待を裏切らない炭火焼プレート!たんせいこめて作られた自家製ベーコンがたっぷり。1400円は安いのではないかしら。

炭火ってこんなにおいしかったの?ママもおばあちゃんも感動よ。ピザだってすさまじくおいしかったというわ。味噌ピザ最高。

わたしはすっかりおいしい料理をたんのうできるのかと思っていたら、なんといつもの干し肉だけ。ドッグハラスメントだわ。

おいしいものを食べるのって大事だわ。ママのいとこはいつも言ってた。「人生あと30年として、食事はあと3万回くらいしかできない。その1回もムダにしたくない」と。

暖炉の火に癒されながら過ごす丹波の1日は日頃の疲れがとれるものだったというわ。というか疲れてないと思うんだけど・・・。

わたしはベロニカ。炭火焼きプレートを食べられなかったわたしは、なんというかときめき損よ。おばあちゃんは「次に来るときはベリー用にお肉を焼いてきてあげる」といったわ。

すべてのメニューを制覇したいというおばあちゃん。よろこんでくれたのならよかったわ。そうそうお土産は炭火焼きプレートのとなりのやまねベーカリーのパンよ。

 

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