わたしは、ベロニカ。
油断したら、おいていかれるので
家の中でも、ママから離れないことにしたおんなのこ。
ママがお財布を手にしたわ。
ああ、出かけるつもりね。
わたしは、玄関においてあったバギーに乗り込んだの。
これを見て、それでも、おでかけしちゃうほど
ママはひとでなしじゃ、ないでしょう?
ママは言ったわ。
「家の前の薬局に行くだけだけど、
べりー!あんたの必死さが伝わったわ。」
確かにエレベーターを降りて、2分ほどで着いたわ。
お店のそとで、待ちぼうけというひどい仕打ちにあったので、
ママがお買い物をしている間中、ほえてみた。
そうすれば、ちょっとは、早く戻ってくるでしょう?
作戦は成功よ!!
で、ママは何を買いにきたの?
「ベリーとママのカリカリフードよ。」
わたし、ありあわせの、玉子かけごはんで、いいのに。
ところで、ママのカリカリフードって、何?
ママは、鼻歌を歌いながら、お湯を沸かし始めたわ。
そして、聞いてもないのに、いろいろ
教えてくれた。
「昔のUFOはねぇ、湯切り窓が、なかったから
よく、湯切りの時に、ぼてっって、流しに麺ごと落としたもんだわ。」
それにしても、問題だわ。
同じカリカリなのに、わたしのはこれ。
で、ママのは、こうなのね。
わたしは、ベロニカ。
わたしのカリカリフードにも、お湯をかけてって
言ってるわけじゃないのよ。
だけど、マヨネーズは反則よ!!
僕は、カリカリにお湯をかけてふやかさないと
フードが食べられないんだ。
それにふりかけを要求するのは
ちょっと贅沢だったかな?
犬だって、おいしいものを食べたいわよね!
カリカリフードの、保存料の匂いはあまり
好きじゃないわ(*´Д`)=3ハァ・・・