わたしは、ベロニカ。
フィレンツェ世界遺産 歴史地区へ行ってしまった。
いよいよメディチ家のウフィツィ美術館に着いたママ。
ようするに、宝塚市役所が美術館になったようなものね。
それにしても、お天気には裏切られっぱなしね。
美術館に入って最初にすること・・・
それは、トイレにならぶこと。
トイレ事情が日本とは本当にちがうわ。
有料トイレが多いから、施設の中の無料トイレは長蛇の列。
大昔の建築に、近代のものをちょっとそえるの。
イタリアはだいたいそんな感じ。
道路も車であふれているけど、地下駐車場を掘ろうものなら
遺跡やら、おそろしいものが出てくるから(確実に)
路駐だらけよ。
美術館内は、ルネッサンス!
ほんとうに、息をのむほどきれい。
すごいのは、聖母や天使のきれいな顔は
当時のメディチ家の人がモデルなのよね。
そして、レオナルド・ダ・ビンチの『受胎告知』
の前で、うちのママはやらかしたわ。
ガイドさんが、
「この聖母の前にある台座は、
どこからみても、正面にむいているのです。」
その瞬間、けたたましい警報がなって、警備員が走ってきたわ。
そうよ!ママが赤外線かなにかに、接触したの。
気をとりなおすために、館内のカフェへ・・・
しかし、つくづく、ついてないわ。
雨で休業よ。
でも、メディチ家の人が、雨でもぬれずに
事務所と自宅を行き来できる、通路を見ることが出来たわ。
そして、眼下は、ガイドのだじゃれどおり言えば
そこにあるから、アルノー川なんだって。
なかなか、ゆっくりできないのが、残念だけど、
こんな世界レベルの美術館なんて、3日たっても見きれないから
急がなくてはいけないのよ。
ラファエロの描く聖母は、なーんとなく、ラファエロ自身に
似ているような気がするわ。
↓ ラファエロ
ということは、たぶん自分のおかあさんに
似せているんだわ。
わたしは、ベロニカ。
いったいいつまでお留守番させる気かしら?
それにしても、美術品も素敵だけど、建物自体が
美術作品だわ。
本でしか見たことがない絵画
イタリアまでいって見てみたいぃ!!ってママが うっとりしてた♪
俺をもとけばいいのに…
また、おっちゃんみたいなおばちゃんが
登場してたなぁ(..)
うちのママの最大の失敗は、
なんの知識も持たずに、いったこと・・・。
しかも、貧乏旅行すぎて、弾丸だったから
情緒も何もあったもんじゃなかったわ(泣)