「柿が赤くなれば、医者が青くなる」

わたしは、ベロニカ。

朝のさわやかな空気が好きなおんなのこ。

落ち葉を踏みしめながら季節を感じるの。

 

 

 

そして、なぜか、わたしの前には３人の

おじいさんが歩いているの。

 

 

おじいさんたちは、怒っていたわ。

思い思いに国への不満や、町の行政について

語りながら、歩いているの。

 

そして、目に入るものについて次々と

文句を言うの。

たとえば、これ。

 

 

「こんなもの、何の役にたつんだ？」って。

 

 

 

 

そして、わたしの不満と言えば

 

 

なんでも、年に一度の

ハギレ大会があるっていうことで、

荷物持ちのとしくんを連れて行ってしまったの。

 

としくんは、ぎょうざで、手をうったわ。

 

 

京都王将ではなくて、大阪王将の

餃子定食。

 

 

ママは、ハギレをてんこもり、手に入れて、

これから作る犬服などを想像して、ごきげんだわ。

 

２０匹分は作れそうな、ピンクの生地は２６０円。

 

 

３０００円で売れたとして、６万円よ。

 

どう考えても、あと４，５年は売れるようなものが

作れるとは、思えないわね。

 

 

まあ、たっぷり練習できるくらいは

あるわね。

 

そして、わたしにも、うれしいことがあったわ。

それはね、

 

 

 

おばあちゃんは、おなかを冷やすって心配してくれたけど

大丈夫。

 

 

柿には栄養が豊富に含まれていて、

「柿が赤くなれば、医者が青くなる」と言われるほど

栄養価が高く健康食品として非常に優れているの。

 

 

ちなみに、ビタミンCは柿１個で一日の必要量を

ほぼまかなえるくらい含んでいて、

疲労回復、かぜの予防、ガン予防、老化防止に効果があるというのよ。

 

 

はっしーのおやじは、とてもいいひとね。

 

 

 

わたしは、ベロニカ。

食べることが何より好きよ。

 

ごはんが待てずにキレ気味なベリー