わたしのお友達、ペキニーズという犬

わたしは、ベロニカ。

ダックスフントのおんなのこ。

おんなのこっていっても、もうおばちゃんよ。7才だもの

 

 

それは人間も同じね。

うら若き女性より、おばちゃんの方が、なんだかんだいって強いのよ。

 

今日も公園で

1時間以上吠え続けたけど、しんどくも、なんともないの。

みんなには「疲れない?」って不思議がられるわ・・・。

 

 

さて今日はね、うちへてんちゃんが遊びに来るのよ。

てんちゃんは、前に住んでたマンションのとなりに住んでいた友達でペキニーズの男の子。

 

 

てんちゃんは、引っ越しがあるためうちへ預けられたの。

引っ越し・・・ということは、また公園がさみしくなるわ。

 

 

でもね、遠くにいってしまうわけではないので、まあいいわ。車で10分くらいのところよ。

それにしても、おもしろいのは、これまで多くのお友達を預かってきたけれど、だいたい、飼い主さん情報とは違う動きをするのよ。犬って。

 

「てんちゃんは、外でしか、おしっこしないから」

「じゃ、たまに外に連れ出してみるね」

 

ところが、家に入るなりわたしのおしっこシートにじゃーーーって。

おしっこシートでおしっこしてくれるなら、ずいぶんと楽になるはずよ。

雨の日とかね。

 

ママは男の子の習性である、マーキング(縄張り主張)効果があるのかもしれないといって、わたしのおしっこのついたシートをプレゼントすることにしたわ。

 

 

てんちゃんのママは、特別にやんちゃな男の子、ゆうくんを抱えて、これから引っ越しの後片付けに奮闘するのだから、てんちゃんが、家の中でおしっこしてくれたら、ちょっとは楽になるはずよ。

 

 

いや、しかし。ゴンタな子供だわ。

にこ~~~って、かわいく笑いながら、やりたいことはすべてする、といった感じ。

 

 

一方、ペキニーズのてんちゃん。

ペキニーズは「マイペース」「こびない」「負けず嫌い」などちらかといえば猫のような性格なのだそう。

なんだか似てるわね。

 

ペキニーズはもっとも、しつけしにくい犬の一種で「ほめて、のばす」なんて教育方法は無理なのだとか・・・。

厳しく飼い主がリーダーであることを教えていかないと、いつまでも「いうことを聞かない犬」になりかねないとも。

 

1000年以上にわたって、中国の皇帝の犬とされてきたペキニーズ。

1860年のアヘン戦争でイギリスに攻め込まれた中国の貴族たちは、ペキニーズがイギリス人の手に渡ることを嫌がって、飼っているペキニーズを殺してしまったそう。

 

イギリス人が踏み込んだ時には、ペキニーズの死体がいっぱいだったの。

だけど、どうしても愛犬を手にかけることができなかった、皇帝のおばさんの部屋で5匹のペキニーズが生きていて、結果、ビクトリア女王が保護したので、現在もペキニーズは存在することができているのよ。

 

 

そんな歴史をもつペキニーズは、とーーっても高級犬。

特にてんちゃんのような、真っ白な子は、子犬でダックスの3~4倍の値段で売られているの。

 

 

え?

わたしが、いくらだったかって?

 

12万円よ。悪い?

 

ママは、その時ちょうど、地デジの切り替えがあったので、新しいカーナビを買いたかったのだけど、さんざん悩んだ末、カーナビをあきらめて、わたしを選んだというわけ。

 

なんだか、あんまり知りたくなかったエピソードだわ・・・。

 

 

ペキニーズは鼻が短いのが、その魅力だと言われているのだけど、その分「熱中症」には、かなり注意しなくてはならないの。

お預かりしている間、てんちゃんは始終「はあはあ」と荒めの息づかいだったので、わたしは気が気じゃなかったわ。

だけど、団体行動が苦手で、おひとり様の好きなてんちゃんは、しっかりエアコン直撃の場所を見つけて、そこでお昼寝していたのよ。安心したわ。

 

 

わたしはベロニカ。

てんちゃん、ちょくちょく、あいあいパークの公園に遊びに来てね。

 

 

 

 

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