渦の道

わたしは、ベロニカ。

旅行を楽しむおんなのこ。

旅館をチェックアウトする時、旅館の人に

たくさんの鳴門金時をもらったわ。

 

150810-70

 

車番のおじさんにもお礼を言って、

さあ、出発よ!

 

150810-69

 

困ったことに、まさかのノープランなのよ!

ママはお土産を買いに行きたくて、

おばあちゃんは観光か釣りなら、なんでもOKで

としくんは、次の日が忙しいので、まっすぐに家に帰りたいの。

 

そして、兄は何もしたくないの。

まあ、この猛暑日に外で何かをすること自体、まちがった選択ではあるけどね。

そうして、考えのまとまらないまま、車を走らせたら、

鳴門公園に入ってしまったわ。

 

150810-71

 

どんなに便利な時代になっても、そのツールを使って

調べておかないと、道の駅ひとつ見つけられないのよね。

 

仕方なしに鳴門公園に車を駐車したわ。

お土産物くらいは、売ってるかもしれないし。

 

とりあえず、記念館らしきものが見えるから行ってみることに。

150810-72

 

少し歩いては日陰で休憩しないと

呼吸が苦しいくらいの暑さだわ。

 

150810-73

 

そして、何かに引き寄せられるように

うずの道へと向かって行ったわ。

 

150810-75

 

日陰を見つけては休憩しもって、

体力を温存するのよ。

 

150810-76

 

ところで、としくんとおにーちゃんがいないわ。

ふたりは、どさくさにまぎれて車から下りなかったのね。

後ろを振り返る余裕もなかったし

とにかく、うずの道とやらを攻略してしまうことにしたの。

 

150810-77

 

なるほど、やっとわかったわ。

大鳴門橋の下を歩いてうずを見るということね。

 

おばあちゃんはというと、あちこち写真を撮ってまわって

体力がありあまっているようだわ。

150810-78

 

渦潮には、見ごろの時間があるのね。

どうせ来るなら、ちゃんと調べてくればよかったのに。

 

150810-79

 

今は10時半だから、ぎりぎりかしら。

わんこは、だっこなら中に入れるの。

 

150810-80

 

まるで淡路島の途中まで、

海の上を歩いていくようなものね。

 

150810-81

 

150810-82

 

ガラスばりで、下が見えるわ。

 

150810-83

150810-84

 

ママは、荷物が重たくて、休憩所のたびに

ばてていたけれど、

おばあちゃんは、ずーーーっと元気だわ。

 

150810-85

 

150810-86

150810-87

 

案の定、鳴門のうずしおは、原型をとどめていないようだわ。

 

150810-88

 

真上から見ても、ぐずぐず・・・。

 

150810-89

 

ほんとうなら、こんなかんじ。

 

150810-90

 

いつでも、うずまいているのだと思っていたママは

おばあちゃんを責めていたわ。

 

渦の道に入場してしばらくたってから、

おばあちゃんは、前に社員旅行で

ここへ来たことがあるという事実がわかったの。

 

知っているんだったら、来なくていいじゃないの、というのがママの訴え。

そしてどうせ来るなら、渦のぐるぐる巻いてる時間に来たかったわ、って。

 

どっちにしても、もう遅いわ。

 

150810-91

 

150810-93

150810-94

 

150810-95

 

でも遊覧船に乗ってまで、うずを見に来た人は

お気の毒だわ。

150810-96

 

うずがないんだもの。

 

150810-97

 

それから、この長いうずの道には自動販売機のひとつもないから

こんな時期は飲み物を持って入ることをおすすめするわ。

 

150810-98

 

150810-99

 

うずの道の修行を終えて、記念館の方に戻ると

としくんが、日陰で休んでいたわ。

 

150810-100

 

わたしは、ベロニカ。

なんだか旅行というよりも、暑さのせいで、

かなりのサバイバルだわ。

 

inunoegao

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください