ぎょうざは焼塩で

わたしは、ベロニカ。

寒い朝、干し肉につられて、しぶしぶ出かけるおんなのこ。

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わかっていても、ついつい、つられてしまうのは

どうしてかしら。


 

朝、仕事場につくと、1本の電話が鳴ったの。

かれこれ10年のお付き合いのある印刷会社からだったわ。

 

「撮影をお願いしたいんですけど・・・。」

「たくさん、あるんです。」

「木工品なんですよ。」

 

「わかりました。撮影します。」

 

ママはつられたわ。

そして、次の瞬間、

昔、写真事務所でカメラマンが教えてくれた仕事術を思い出したの。

 

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カメラマンは言ったわ。

「大事なことは、決して納期の急ぐ仕事は受けてはならない。

最低でも2週間はもらわないと、ダメだよ。」

 

そのことを思い出した瞬間、印刷会社の人は言ったわ。

 

「明日までに納品してください。」

 

は?

そういえばこの印刷会社さんは、困った時にしか、

電話してこないのだったわ。

 

ま、でも利益が出るのはいいことだわと、

夕方、木工品を持ってくると言った印刷会社さんを待つことに。

そして5時。

 

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印刷会社の人はたくさんの木工品を持ってやってきたわ。

としくんは、あわてて台車を取りに。

 

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そして、印刷会社さんは、「てきとーに撮ってください。

小物とか、いろいろおいてくださいね。

あ、予算は2万円しかありません。」

 

(相場では20万円ほどのお仕事)

 

「くわしい仕様は指示書を見てくださいねー」

と、印刷会社さんは逃げるように帰って行ったわ。

としくんと、ママにはどこにも逃げるところはなかったわ。

指示書をみると・・・・。

 

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わからなさすぎる・・・・。

 

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としくんとママは、半分を今日中に撮影して、

のこりは次の日にまわすことに。

 

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さて、日付がかわって、今日は木材の撮影なので、とにかく高い所から

撮らなくてはならないの。

としくんが、カウンターによじのぼって、天井を支えにしながらがんばったわ。

 

撮影された板
撮影された板

 

そして、アクロバティックな撮影に疲れきった頃には

お昼となってしまったわ。

あとは、画像を切り抜いたら終わり。

としくんは一気にやっつけようって、言ったけど、

自分で思っているよりスタミナのないやつなので、

昼休みにしたわ。

 

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おばあちゃんが、ラーメンな気分だったので

河童ラーメンへ。

 

写真はイメージです
写真はイメージです

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通がおいしいという、河童ラーメン。

食券を買ってから席につくの。

 

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キムチが食べ放題。

最近、鶴橋のキムチで口のこえた、としくん、おばあちゃんをも満足の味。

 

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サービスのにんにくの素揚げも、ほくほくしておいしいらしいわ。

 

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そして、とってもおいしかったのが、ぎょうざよ!!

 

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画面右の、茶色い焼塩をつけていただくの。

だんぜん、タレより、焼塩。

外がかりかりで、中がふわっとしたぎょうざ、おいしい・・・・。

 

お待ちかねのラーメンは

濃いめ、が豚の背あぶらスープであっさり、が海鮮スープ。

 

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もちろん、濃いめで!

そして替え玉はサービスよ。

 

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としくんが替え玉をたのまない理由はないわ。

 

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汁も残さず、完食よ。

 

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昼からは猛スピードで写真加工。

3時半に、データ納品を完了したわ。

 

印刷会社さんは、

「おっけーでーす。」と。(軽っ)

また、木工品を引き上げに夕方来られることに。

 

24時間以内にこんなタスクをする、尻軽な事務所は他にはないわよ。

 

わたしは、ベロニカ。

一度でいいから、その焼塩をつけて食べるぎょうざを

食べてみたいわ!!ものすごく、おいしいと思うもの。

 

inunoegao

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